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  3. 膝の痛みにお困りの方 〜 変形性膝関節症ってどんな病気? 〜
   
   
  ---病気の概要について---
 

変形性膝関節症とは、膝関節のクッションである軟骨のすり減りや筋力の低下が原因となり、膝の関節に炎症が起きたり、関節が変形したりして痛みが生じる病気です。
また、中高年に多い病気ではありますが、女性の患者様が多く、50歳以降になるにつれて患者様の数が増えていきます。

   
   
  ---症状について---
 

○初期の症状

 

初期症状では、朝起きて歩き始めた時の「膝の違和感」がありますが、この痛みはしばらく休むとなくなる場合がほとんどです。
また、年のせいだと思い病院に訪れる人も多くありません。
また、進行の状況は人それぞれで、「膝の違和感」から本格的な変形性膝関節症にならない人もいます。

   
 

○中期の症状

 

初期症状を放置しておくと、徐々に病状が進行します。
痛みがはっきり自覚できるようになり、膝が曲がりきらない・伸びきらない、しゃがみこむ等の作業が苦痛となります。
また炎症が起こるので、膝の周辺が腫れたり、熱感をともなったり、むくんだりして症状が起こり、膝に水がたまって膝が張っているような重くだるい感じもでてきます。
この段階では、膝の変形がひどくなり、膝に力のかかる動きをするとコリコリ、ガリガリといった軋轢(あつれき)音が出るような感じを受けるようになります。

   
 

○末期の症状

 

この段階になると、日常生活に支障が起こるほどの痛みになります。
そのため、仕事や買い物、旅行などの社会活動が思うようにできなくなります。
また、活動範囲が狭まり、外界からの刺激が少ない生活になることでストレスがたまり、うつ状態に陥りやすくなります。
高齢者の中には、こうした生活(家の外に出ない)が続くと、痴呆の症状が現れてくる人もいます。
この段階では、骨の変形が相当進んできますので、外見的にも関節の変形が目立つようになります。

   
   
  ---治療について---
 

一度すり減ってしまった関節軟骨は、もとの完全な形に修復されることはありません。
したがって、変形性膝関節症の治療は、痛みをとり、膝が完全に曲がりきらない状態や伸びきらない状態を改善して、膝の機能を高めることを目指して行われます。
治療方法は、症状の進行度や痛みの程度によって異なりますが、薬物療法、温熱・冷却療法、運動療法の3つの療法が基本となります。
これらの治療でも痛みが緩和されない場合に外科的療法を行います。
ご自身のお体に、このような痛みの症状がございましたら、お気軽にご相談ください。